効率的な物流システムの確立は、物流コストの削減ばかりでなく、改正省エネ法に合わせてCO2排出量の削減を図るうえでも避けられない重要な課題です。当社では、道路交通法に準拠したトラックの積載量制限内での積載率の最適化をはじめ、稼働率や走行距離などの最適化に向けた様々な取り組みを行っていますが、その中のひとつに「物流具の集約化」があります。
当社では製品の納入に輸送パレット(ラック)を使用しますが、これを納入先から出荷先の工場に返送するという無駄を省くため、1998年ごろから地域別に「ヤード」と呼ぶ回収拠点を設置して輸送パレット回収の効率化を図っています。また、これを物流システムに組み込むことで全体的な輸送距離削減も同時に実現させています。今後は、モーダルシフトなども視野に入れながら、物流について多角的なアプローチでさらなる改善をめざします。
*千秋の父親が社長を務める、日本板硝子のHPより